【解説】不参gas保証金(no-show gas bond)

【注意】2018/07/06:不参gas保証金は廃止されました。詳しくは以下の記事をご覧ください。

以下本文


Augurでは、マーケット作成者は以下の3つの保証金を支払わなくてはなりません。

・有効性保証金(validity bond)
・不参REP保証金(no-show REP bond)
・不参gas保証金(no-show gas bond)

今回はこの中の一つ「不参gas保証金」について解説します。

不参gas保証金とは

正式名称は「指名レポート不参gas保証金(designated report no-show gas bond)」で、略して「不参gas保証金(no-show gas bond)」と呼ばれます。この保証金はマーケット作成時にマーケット作成者によってETHで支払われます。

マーケット作成時に設定した指名レポーター(designated repoter)がレポートを行えば、この保証金はマーケット作成者に返却されます。逆に、指名レポートが行われない場合は没収されてしまいます

没収された不参gas保証金の行方

指名レポートが行われない場合、不参gas保証金はファーストパブリックレポーター(first public reporter)か、争議ラウンド(dispute round)でファイナルアウトカムにステークしたREP保有者(=争議参加者)に分配されます。


【ファーストパブリックレポーターに分配される条件】
指名レポートが行われず、かつ、ファーストパブリックレポーターがステークしたアウトカムがファイナルアウトカムになった場合、ファーストパブリックレポーターに不参gas保証金が分配されます。

この用途が不参gas保証金の本来の目的であり、gas費用が高過ぎるせいでファーストパブリックレポーターがレポートによって利益が出せない場合、そのgas費用を賄うためにこの保証金が設けられました


【争議参加者に分配される条件】
指名レポートが行われず、かつ、ファーストパブリックレポーターがステークしたアウトカムがファイナルアウトカムにならず、かつ、争議参加者がステークしたアウトカムがファイナルアウトカムになった場合に、争議参加者へ不参gas保証金が分配されます。

分配対象の争議参加者は複数人である可能性があるため、その場合は各争議参加者で分配されます。


以上から不参gas保証金の行方をフローチャートにまとめると以下となります。
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不参gas保証金の金額はどのようにして決まるか

不参gas保証金の金額は、手数料期間毎にAugurによって自動的に設定されます。

具体的には、直前の手数料期間(fee window)中に行われたレポーティングで掛かったgas費用の平均値の2倍が設定されます。

まとめ

・不参gas保証金はマーケット作成者により作成時にETHで支払われる。
・指名レポーターがレポートを行うと、マーケット作成者に不参gas保証金は返却される。
・ファーストパブリックレポーターがステークしたアウトカムがファイナルアウトカムになれば、ファーストパブリックレポーターが不参gas保証金を受け取る。
・ファーストパブリックレポーターがステークしたアウトカムがファイナルアウトカムにならなければ、争議でファイナルアウトカムにステークした争議参加者が不参gas保証金を受け取る。
・不参gas保証金額は手数料期間毎にAugurにより再設定される。
・再設定額は直前の手数料期間のレポートで掛かった平均gas費用×2