Augurのリリーススケジュールについて

Augurのリリース(ローンチ)が近づいてきていますが、Augurの「リリース」とは一体何なのか、整理したいと思います。

リリーススケジュールは作業中のものを含め、以下の通りです。

1. セキュリティ監査
2. コードバグバウンティ
3. バグバウンティ予測市場リリース
4. ライトバージョンリリース
5. フルバージョンリリース

各内容について説明します。

1. セキュリティ監査

2018年2月1日現在実施中。
2018年1月24日のAugur Weekly Development Updateによれば、2回目の監査が順調に実施中で、2018年1月17日のAugur Weekly Development Updateによると「もう2週間かかる見込み」とあったため、完了は近いと思われます。

2. コードバグバウンティ

2018年2月1日現在実施中。
バグのルールや報酬はここに記載されています。細かいコード規約に関するものはクローズしていますが、Porttable Solidity Debuggerは
まだ受付中であり、バグを発見すれば2000REPの報奨金が支払われます。

3. バグバウンティ予測市場リリース

マーケット「Augurはハックされるか?」が一つだけ作成され、このマーケットでのみトレードが可能となります。

4. ライトバージョンリリース

自由にマーケットが作成できますが、shareや建玉の上限が設定されたバージョンです。このバージョンでは少額のETH(=5EHTまで?)しか賭けることができません。

5. フルバージョンリリース

上記の上限を解除したバージョンがリリースされます。

最後に

Augurの場合は上記のように段階的に機能を増やしていくリリースをする予定であるため、どの段階をローンチと呼ぶかは難しいですね。
例えばメインネットにリリースすることをローンチと呼ぶならば「3. バグバウンティ予測市場リリース」がローンチでしょう。
制限が全て解除されたタイミングをローンチと呼ぶならば「5. フルバージョンリリース」でしょう。
これによりユーザーは多少混乱するかもしれませんが、いずれにしろAugurは進化を続けていき、私はそれがとても楽しみです。

最後に、2017年6月6日にJoey Krugが書いた A Roadmap For Augur and What’s Next から、リリースに関する彼の方針を引用して終わりにしようと思います。

私たちはローンチをできるだけ緩やかに行いたいと考えています。
リリース直後は、脆弱性の発見や事故の発生に備え、コントラクト等の修正に関する全権限をコア開発チームに委ねます。このアイデアは「補助輪」のようなもので、システムが安全であることが証明されてから徐々にこの「補助輪」を取り除いていきます。この手法によって、問題が生じた場合にコントラクトの修正が即可能となります。
もし仮に、私たちが悪意を持ってコントラクトを修正すれば、Augurのフォークがほぼ確実に発生するでしょう。
ただ、これは良いことです。短期的には、脆弱性やバグが存在する可能性よりも、悪意のある開発者が存在する可能性の方が低いですし、長期的には、非中央集権的ソース管理にスイッチすることができるためです。